オストワルト

ドイツの化学者・色彩学者のオストワルト(W.Ostwald:1853-1932)は「調和は秩序に等しい」と定義し、自ら開発した色彩体系に依拠して、独自の色彩調和論を著しました。


オストワルトのカラーシステム

オストワルト等価値色系

オストワルト表色系は混色系のカラーシステムです。混色系のカラーシステムは、もととなる色の混色量によって色をあらわします。

たとえば、オストワルト表色系→W(白)25%+B(黒)25%+F(橙の純色)50%=肌色 ・ RGB表色系→R(赤):120 G(緑):80 B(青):160=淡い青みのむらさき (数値は0~256)といった感じです。

また、混色系のカラーシステムでは顕色系のカラーシステムのように色票(紙や板に彩色したもの)をもたないのが普通で、さらに、明度や彩度という概念も存在しません。 しかし、オストワルト表色系は混色系の中でもめずらしく、色票や、色立体が存在するカラーシステムです。


オストワルトの色彩調和論

オストワルト色相環

・無配色による調和…3色以上の灰色は明度が等間隔だと調和する。

・同一色相の調和(等色相三角形における調和)…等白色系列 isotints/等黒色系列 isotones ・無彩色と有彩色との調和…同じ線上の関係は調和する。

・等純系列 isochromes …同一色相三角形の垂直軸に平行な直線上の色はオストワルト純度が等しく調和する。

・等価値色系列 isovalents …色立体の中心軸に対して水平な面(白色量と黒色量の等しい色の色相環)にある色は調和する。 

・色相間隔が類似の調和(弱い対比)…24相環で色相差2~4以内の範囲にある色は調和する。 

・異色の調和(中間の対比)…24色相環で色相差6~8の範囲にある色は調和する。

・反対の調和(補色調和:強い対比)…24色相環で色相差が12以上ある場合、その2色は調和する。


ページトップへ