PCCSの色相環

配色イメージ

PCCS(日本色研配色体系)の色相環は、24色相の最高彩度の色を知覚的に等歩度に移行するように配列したものです。24色相は、以下のように定められています。

1.心理四原色と呼ばれる、赤、黄、緑、青のそれぞれの中心と考えられる色相を色相環に示します(赤-

2:R、黄-8:Y、緑-12:G、青-18:B)。 2.先に決定した基本となる4色相の心理補色色相を色相環の対向位置に示します(青緑-14:BG、青紫-20:V、赤紫-24:RP、黄みのだいだい-6:yO)。

3.各色相の間隔が知覚的に等歩度に移行するように上記の8色相に4色相を加え、12色相を定め、さらにその中間色相を内挿して24色相としています。

配色を計画するための色相環は、2色、3色、4色の配色が規則的に選びやすいように、2、3、4を約数として含む12または24分割の色相環がよく採用されますが、PCCSもそれにならって24色相環としています。


 

ニュートン

色相環の中で、16:gB、24:RP、8:Yの3色は、色料(染料や印刷インキ)の三原色であるシアン、マゼンタ、イエローの色相にあたります(減法混色の三原色)。

また、色光の三原色(加法混色の三原色)の赤、緑、青を色票で示すことは無理ではありますが、減法混色の三原色と混色すると無彩色になるような物理補色に相当する色相を色光の三原色の色相として選べば、色相環の中では、3:yR、12:G、19:pBの3色がそれらに近い色相として上げられます。


欧米の色彩調和論をPCCS色相環に置き換える

自然色彩の配色

2色配合:ダイアード(dyade)

補色配色のこと。混色すると無彩色となる。このような関係はバランスが理想的に取れた調和が得られると考えられた。

分裂補色 : スプリットコンプリメンタリー(split  complementary)

補色の両隣の色を用いた配色で、補色の関係より調和しやすいともいわれる。対照色相配色の一種。

3色配色

トライアド(triads)色相環を3等分する位置にある色を用いた配色をいう。

4色配色

:テトラード(tetrards)色相環を4等分する位置にある色を用いた配色を基本とし、2組の補色の配色を合わせた配色も含める。

5色配色

ペンタード(pentads)色相環を5等分する位置にある色を用いた配色、あるいはトライアドに、白と黒を加えた5色の配色を言う。

6色配色:ヘクサード(hexads)

色相環を6等分する位置にある色を用いた配色。また、3組の補色対による6色配色やテトラード配色に白と黒を加えた6色配合も、ヘクサードという。


 

自然色彩の配色

以上のような配色の形式とそれに類した幾何学的な色相関係の配色関係の配色形式は、視覚的に明瞭性を与えようとする西欧の伝統的な色彩調和観に基づくものと考えられます。


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